【全社】日常点検

無用なトラブルを避けるには日常点検が肝心

ドライバー自身の日常的な点検が必要なのはエンジンルーム内だけじゃありません。運転席まわりで確認すべきこと、車外を見渡して確認すべきこともあります。

運転席に座ったままでもチェックできること

運転席に座ったら、まずアクセサリー電源をオンにし、ライトやウインカーが正しく点灯するかを確認。ウインカーやヘッドライトなど切れたまま走行していると整備不良になってしまうので注意が必要です。ストップランプやバックランプなどは、家族や友人に見てもらったり、給油時にチェックしてもらってください。また、警告灯がついていないかなどもチェックしましょう。さらに、ワイパーなどのレバーを操作して、正しく動作するかをチェックします。また、ウォッシャー液がしっかり噴射するかも確認しておくと良いでしょう。ウォッシャー液の出が悪いときは、液の不足やノズルの詰まりが考えられます。液が足りないなら補充を、ノズルの詰まりは安全ピンなどの細い針で詰まりを除去しましょう。

続いてパーキングブレーキ。パッドの残量が減ったりワイヤーが伸びたりすることで引きしろが変化します。パーキングプレーキは車種によってレバー式、ペダル式、電動式とありますが、レバーとペダルの場合は、カチカチという作動音の回数よって確認します。詳しい規定値は車の取り扱い説明書を確認しておいてください。電動の場合は、オン、オフが正常に行われているかを見ておきましょう。

あとは、ペダル関係。アクセルペダルから足を離したとき、キチンと戻ってくるか。 ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだときの感触がなんだか柔らかい…や、踏み続けたときにペダルがさらに奥まで踏み込めてしまうなどの異常がないかを確認します。 ブレーキペダルを奥まで踏み、感触に異常がないか、踏み続けたときにフロアとの間にきちんと踏みしろがあるかを確認しましょう。ブレーキオイルは配管から漏れていない限り量が減ることはありませんが、ブレーキパッドやディスクローターが擦り減ってくると液面も下がります。LOWレベル以下にある場合には補充も必要ですが、ブレーキパッドやディスクローターの交換を検討する必要があります。 バルクヘッド(エンジンルームとキャビンを隔てる壁)付近にあるのがブレーキオイルのリザーバータンクなので、量が減っている場合はブレーキパッドもチェックしましょう。 ペダル関係は運転に直結する部分ですので、異常を感じたらすぐにプロの点検を受けてくださいね!

次は車外に出て、タイヤのチェック。

溝の残量だけでなく、亀裂などがないか、空気圧のチェックもしましょう。エアゲージを使って自分で計測する方法のほかに、給油時にガソリンスタンドで計測してもらうこともできます。 最後にエンジンをオン。聞き慣れないノイズが出ていないか耳を澄ませ、エンジンの調子を確かめましょう。聞き分けるのは少し難しいかもしれませんが、大きなトラブルが起きる前に音で異常に気付くことは意外にあるものです。

エンジンルームの日常点検

エンジンルームをのぞいて、エンジンオイルやブレーキオイル、クーラントの量、汚れをチェックします。

エンジンオイルはエンジン付近にあるレベルゲージを引き抜いて量と汚れの状態をチェック。正しい量を計るためにはゲージを一度ウエスでキレイに拭き取り、再び最深部まで差し込んでからオイルが付着した位置を確認します。ゲージに記された2ヵ所の印(穴や切り欠き)の間にあればOK。範囲から外れている場合には、補充などの調整が必要です。 エンジン本体やオイルの性質によって汚れ具合は全く違います。定期的に点検し、走行距離などと合わせて交換時期を判断しましょう。 ラジエターはリザーバータンク内にあるクーラントの量でチェックしますが、多くの車種はタンク本体にLOWレベルとFULLレベルを示す印が付いています(輸入車などには例外あり)。このとき間違ってもラジエター本体のキャップを開けないよう御注意ください! エンジン停止後しばらくたっていても、熱湯が噴き出してくる可能性があります。クーラントのチェックは、十分に水温が下がっていることを確認してから行いましょう。

ウォッシャー液についてはゲージのない車が多く、残量のレベルが確認できません。目視できるところまで希釈したウォッシャー液を入れてみるのが現実的な策です。 バッテリー液は外から透けて見える、各セルに入った液体の量をチェックします。 ただ密閉型バッテリーの場合には量を確認できないので、整備工場などで定期的に点検してもらうようにしましょう。

運行前に限らず日常的な点検で異常をいち早く検知

エンジンルームの点検と合わせ、日常的に愛車のコンディションをチェックすることで、安全&快適なドライブを楽しみましょう! 愛車の健康管理はオーナーの責務。最近の車はハイテクすぎて自分じゃ診られない…とお思いの方もいるかもしれませんが、マメな点検が欠かせないのは今も昔も変わっていません。ただし点検作業に入る前には、エンジンが停止していることを必ず確認してください。エンジンがかかったまま点検すると、ファンベルトに手を巻き込まれたり、ヤケドしたりする危険があります。

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