【全社】メンテナンスで燃費向上も!

オイル交換や点火プラグの交換で燃費向上

長距離を走るときや、ふだんからクルマを足に使っている人なら日々の給油で気になるのが、燃料代でしょう。『最近は慣れてしまって、高かった頃に比べれば安い』といった気分になっていますが、燃料代が抑えられればそれに越したことはないのでしょうか?
燃費のいいエコカーでも、次第に所定の性能が発揮されなくなってくることもあるし、もちろん非エコカーでも同じことがいえます。つまり次第に燃費が落ちてくることがあるのです。いずれにしても元の性能を取り戻したり、性能を上げて、できるだけ燃費をアップさせ、財布への負担を少しでも和らげたいものですね。
そこで、燃費を上げ、省燃費性能を少しでもあげる方法を紹介してみましょう。

メカ編

最近のクルマは、メンテナンスポイントも減り、ユーザーが手を入れられるところも少なくなってきましたが、今でも残るメンテナンスポイントはしっかりと見ておきたいですね。具体的にはエアクリーナー/エンジンオイル/点火プラグといったところ。エアクリーナーは吸入効率。エンジンオイルは作動抵抗、それぞれに関係するので、劣化は当然効率が落ちたり、抵抗が増えてエンジンの性能落ちてしまいます。
点火プラグもしかりで、良い火花は好調の基本です。ただ、ロングライフ化が進んでいるので、闇雲に交換しなくてもいいですが、逆にそれだけに交換を忘れてしまいがちなので注意が必要です。また費用がかかってしまいますが、ホイールアライメント(4つのタイヤ向き)をきちんと調整してやると、走行時の抵抗自体が減って、燃費が上がることもあります。

日常点検

日常的に見ておきたいのが、タイヤの空気圧です。想像できるでしょうが、空気が減って、タイヤが潰れてくれば回転時の抵抗は増えてしまいます。最近のエコカーはかなり高い空気圧を指定しているというのも同じ理屈で、しっかりと空気が入っていれば、転がり抵抗が減るのは当然でしょう。通常のクルマでも、燃費を重視するなら、指定より少し高めに入れるといいでしょう(あまり入れると偏摩耗するので注意)。

その他

無駄な荷物は下ろしておくというのはやはり基本。各自動車メーカーが軽量化にしのぎを削っていることからもわかるように、重たいと動かすのも止めるのも、無駄なエネルギーが必要となってしまいます。ちなみに省エネルギーセンターの実験結果では、「市街地を想定した場合、約100kgの重量増加で、約3.4%燃料消費率(cc/km)が悪化」といわれています。
さらに夜間はとくに無駄な電気を使わないようにするのも重要です。リヤモニターを見てもいないのにつけっぱなしにするなど、細かく配慮をしましょう。電気の消費増大は点火が弱くなったりするので、燃費にも影響してきますよ。
いずれにしても、効率をできるだけよくし、抵抗を減らして、無駄なエネルギーを使わないとうにする。ちょっとしたことで、目に見えて燃費がよくなることもあるので、乗りっぱなしにせず、手をかけてやろう。日常で簡単にできるものは、手間もかからないはずです。